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LET OVER LAMBDA 読了

LET OVER LAMBDA Edition 1.0

著者: ダグ ホイト, Doug Hoyte, タイムインターメディアHOPプロジェクト

やっとひととおり読めた。休み休み読んで、結局半年くらいかかったのか。 『第6章 マクロの効率』だけはあまり興味が無かったので飛ばした。(どうも自分はイマイチ実行速度には興味が無いらしい)

  • 目次

    第1章 クロージャ

    第2章 マクロの基礎

    第3章 リードマクロ

    第4章 プログラムするプログラム

    第5章 アナフォリックマクロ

    第6章 マクロの効率

    第7章 Lispを動かすForthを動かすLisp

Amazonの商品説明の通り、『Let Over Lambdaは世にある中でも最も過激なコンピュータプログラミング書籍の1つだ』というのは偽りではない。 全編Lispマクロ満載の本なので、既にLispでプログラミングをしている人がさらに高い技術を追求したい場合に読む本だと思う。 Lispのユーザ数の少なさから考えて、どれだけ売れているのか分からないけれど、Lispをかじった事がある人なら、Lispマクロを使えばこんな凄いことが出来るのかというのを垣間見れるので、立ち読み程度でも中身を見てもらえばと思う。 補足として、

( On Lisp

著者: ポール グレアム ) への言及が有るのと、On Lispの方が若干難易度が低いので、前にOn Lispを読んでおくことをおすすめする。

さて、私が開発しているLisp方言[Nendo]の話に移ると、本書にはコアライブラリを簡潔に書く上で参考になりそうなアイデアがたくさん有りそうだが、本書は難易度が高すぎるので[Nendo]の開発を進めながら、何度も読み返して咀嚼しないといけないなと思った。