『小さなインターネット』化に舵を切るmixi
を読んだ後でこのニュース記事 「mixiを小さなインターネットに」 招待制・”18禁”廃止の狙いを笠原社長に聞く (1/2) を見ると正しい未来の方向に舵を切ったと感じられる。
今は昔からの古参ユーザに批判を浴びているが、数年すればあの時のオープン化の判断は正しかったと思えるようになるのではないか。
何年後かに、ああそういうことだっのねという風に。
オープン化することのユーザにとってのメリットはせっかくmixiで構築したソーシャルグラフをいろんなサービスにマッピングできるという事だろう。
例えば、Videoチャットの着信制限などを手っ取り早くmixiのマイミクから設定できるなどが考えられる。
もしオープン化しなければ、クローズドなSNSの限界と変化の乏しさが見えてどんどんオープンなSNSにユーザに移って行くだろう。
SNSのユーザが1000万人規模になってくると、本当に舵取りが難しいだろうなと思う。
mixiの初期から使っている人とユーザ規模が1000万人になってから使い始めた人のmixiに期待することは違うだろうし、もっと細かく言えばヘビーに人脈を広げるためにmixiを使う人と、リアルの知人だけで使うのが基本だと思っている人も期待することは違うだろう。
このへんで閉じたSNSからオープンソーシャルのプラットフォームに成ることでmixiユーザはみんなオープンソーシャルの世界に自然な形で移行できる。
ほとんどの人が後から見て納得する方向に行くべきだが、だからこそ、今回の舵取りは正しいと思える。 まずはスタート地点には立ったと思う。 あとは、ユーザに対して継続的にオープン化のメリットが見える形で提供しつづけて行く必要がある。 折角のユーザ数を持っているのでなんとかがんばって欲しい。