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ソーシャルウェア・ユーザビリティ

一人で使う時のソフトウェア・ユーザビリティよりもコミュニティーで使う時のユーザビリティ、つまりソーシャルウェア・ユーザビリティの感覚が求められる様になってきたというおはなしです。 小野和俊のブログ:ソーシャルウェア・ユーザビリティ これまで長い期間に渡って、ソフトウェアは一人で使うためのものだった。 ここで言う「一人で使う」ということの意味は、自分以外にも家族も使うかど うかというような意味ではない。例えばテキストエディタは他の PC の前に座っ ている誰かとリアルタイムで共同編集するものではなかったし、ゲームはネッ トに接続せずに自分一人で遊ぶものだった。そういう意味でソフトウェアはこ れまで長い期間に渡って一人で使うためのものだった。 だからこれまで私たちは、ユーザビリティのことを考えるとき、まず自分が一 人で使うときに使いやすいかどうかを考えてきた。 従来のユーザビリティをソフトウェア・ユーザビリティと名付けるとすれば、 ここ数年で、もう一つのユーザビリティとして、ソーシャルウェア・ユーザビ リティとでも呼ぶべき感覚が求められるようになってきているように感じる。

これを読んでいて、私が以前から興味を持っている『いつかは自分でWikiエンジンを作る』というテーマになかなか踏みだせない原因として、この『ソーシャルウェア・ユーザビリティの改善プロセス』を構築するノウハウがないことにあるということに気が付きました。 私が作りたいWikiエンジン(もしくはCMSかも知れません)は、一人で使う場面とコミュニティーで使う場面の両方でストレスが無い様にしたいと考えています。 問題は、コミュニティー(もしくはチーム)で使う場面において、ストレス無く使えるかどうか確かめる場合、試しながら改善する環境が必要で、それを手にいれる方法です。グループウェアなどの開発ってどうやってやっているのかを知りたい今日このごろです。サイボウズさんあたりは、このへんのノウハウが潤沢にあるんだろうなと思います。 ところでWikiって、むかしから大量に既製品が有るのに、いまだに新しい実装が出現しつづける原因は何なのでしょうか。選択肢が多すぎて評価する前に作ってしまうのか、それとも、ユーザーの視点で見るとそれぞれの評価基準に合っていないのか。ソーシャルウェア・ユーザビリティにも、ユーザーの視点によって評価基準が何通りもあって、評価できないのが現実なんでしょうか。