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イノベーション=エンジニアの士気

『フラット化する世界(下)』を読む

フラット化する世界(下)

著者: トーマス・フリードマン

フラット化する世界(上)

さて、下巻のキーワードは『無敵の民』ですかね。無敵の民とは、簡単に言うと『かけがえの無い人材』と説明されています。フラットな世界では企業と個人を問わず、誰もが同じツールを使って同程度の生産性の仕事をこなすことができます。そして、その環境がアウトソーシングに拍車をかけます。フラットな世界には『代替可能な仕事と代替不可能な仕事の二つ』に収斂していきます。そこで、先進国にする私達はどうすればいいのか。当然、答えは代替不可能な仕事をする能力を身に付けるということになります。平均的に優秀な技術者ではインド人技術者に仕事を取られてしまいます。要するに代替可能なわけです。無敵の民になるためには自分の得意な事を見つけてスキルを磨き続けるしかありません。 梅田さんのエントリの様に自信を持って好きな道に進み続けるしか無いのだと思います。『神は自ら助ける者を助ける』です。大変な世界がやってきます。フラットな世界で生きることを楽しめる様になりたいものです。

創作心理 イノベーション=エンジニアの士気

続き。代替不可能な仕事を手に入れるための一つの方法として信じたことに賭けてみるということかな?信じたことに賭けられる人はそう多くないはずです。日本でも少しづつそういう考えかたをする人が増えてきたかも。 いや、そういう環境が整って次々成功者が出てこないと、いずれ日本は希望もなく、そして先進国でさえ無くなってしまうと思います。

グーグルが無敵ではないことはエンジニアだけが知っている:江島健太郎 / Kenn’s Clairvoyance - CNET Japan さて、ぼくがグーグルの成功から学んだ教訓はこういうことだ。 まず、「ワタシはこの技術が絶対に次にくると思う」っていう言明には意味が ない。ビジョナリーぶって色々なところにツバつけておいて、将来に「ほら ね」って言いたいだけだ。悪いけど、それがどんなに先鋭的な専門分野であれ、 口には出さずとも同等以上にわかってる奴はつねに100人はいる。それを論文 にまとめたりブログに書いたりできるやつが10人ぐらいいて、本気でそれの実 現に自分の人生を賭けるやつは1人しかいないっていうだけのことさ。