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テクノロジストの条件を読む

この本の主題は生産性を上げる為には、良い問題設定を行う必要がある。という事だと思います。 当たりまえの物を当たりまえの方法で作る時代は終わり、何を作るか、変えるか、組合せるかということを模索していく必要があります。 イノベーションを継続して発生させる方法を確立するしかありません。そうしないと、発展途上国に生産性の面で追いつかれます。 この本での生産性とは、狭義の生産性、つまり単に同じ物を作った場合の生産性の事を行っているわけではありません。 広義の生産性、つまり何を行い、何を行わないかという問題設定も含めての生産性です。 但し、どれが良い問題設定だったのかというのは、初期段階で予想することは難しく、ある程度試行錯誤を行った後でしか分かりません。 なので、たくさんの種を蒔いてその中から芽の出そうな物を取捨選択する必要があります。 このような活動が出来ていない企業はやがて、発展途上国の爆発的な成長の中で追いつかれてしまいます。世界はフラット化して行きます。 最近、私は本当に危機感を持っています。人事では無いなと感じています。