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『ザ・キャッシュマシーン』を読む

ザ・キャッシュマシーン

著者: リチャード・クラフォルツ, アレックス・クラークマン, 三本木 亮

『ザ・キャッシュマシーン』を読みました。 TOC(制約条件理論)の本を読んだのはこれで4冊目です。 このシリーズの本で出てくる『思考プロセス』で使う対立点のグラフは現実の問題に一度使って見たくて仕方ありません。 普段のソフトウェアの設計や仕様決めに使えるんじゃないかと。 こういう小説風になっているビジネス書は、テーマになっているソリューションを使ってあまりにも問題を簡単に解いてしまうので、そのソリューションの適用可能範囲の限界が見えにくいという問題があります。 要は良いことばかりが書いてあって、ソリューションの使用上の注意点がほとんど書かれていないのです。 ということで今度は、小説形式でない解説書である『利益を最大化するTOC意思決定プロセス』を読み始めています。

他に、ソフトウェアのプロジェクトマネジメントに関係する本で言えば『クリティカルチェーン』も読みましたが、納期直前まで作業を始めない「学生症候群」、結局は無駄になる「セーフティー(時間的余裕)」、という話など、本当か?と疑ってしまうキーワードが沢山あります。

僕は、なんでも試してみたいタチなので、実際にこのクリティカルチェーンの考え方を試してみて実証してみるつもりです。 あなたも、TOCの本を一冊読んでみてはいかがですか?