一人プロジェクトと『鳥の目』
僕も江島さんの記事に激しく同意します。ちょうど同じことを考えていたところです。 僕もクリエイター受難の時代が終わって状況が変わってきたと思います。
創造的なエンジニアのための働く環境とは(2):江島健太郎 / Kenn’s Clairvoyance - CNET Japan いまはクリエイター系のエンジニアの出番が急激に増えてきた時代だっていう こと。そしてそのフロンティアは、まちがいなくWebにある。しかも、誰でも タダでブログが書け、自宅に引き込んだブロードバンド回線にサーバを立てる コストなんてたかが知れている。チープ革命万歳だ。 近年、コンピューターの高性能化によってアマチュアでもプロと変わらない品質のCGアニメーションが作れるようになってきているようですが、同様のことがプログラマの世界にも起きようとしているのだと思います。
創造的なエンジニアのための働く環境とは(2):江島健太郎 / Kenn’s Clairvoyance - CNET Japan こういうフロンティアをつきつめるときに、中途半端にすぐお金になるビジネ スプランをセットにして考えてしまうと、その一番大切な何かを失ってしまう。 もちろん、最後の最後にはビジネスとして成立しなければいけないけど、おそ らく普通の人が想像しうる限界を超えてロングタームなものであるはずだ。 これも、アマチュアCG作家の場合と同じなのでは無いでしょうか。 ちなみに、江島さんの記事でいくと僕は明かにクリエイター・ギーク系です。
ちょっと引用すると 創造的なエンジニアのための働く環境とは(2):江島健太郎 / Kenn’s Clairvoyance - CNET Japan (1) クリエイター・ギーク系
- 小規模なベンチャーで新しいサービスを作りたいタイプの人
- 会社の中で認められたいのではなく、会社の外で認められたい
- 週末も趣味でコーディングしている
- お金、ステータスにこだわらない ということです。 項目のほぼ全てがマッチしているといっても過言ではないです。 やっぱり、僕は自分で全てコントロールして新しいサービスを作るということに喜びを感じる性質です。 なぜそうなのか… 記事の中で紹介されていた記事(以下に引用)が僕のもやもやを解消してくれた様な気がします。 1人のプロジェクトと、チーム開発をつなぐ「鳥の目」:Goodpic WEB系の開発は、ますます少人数で効率的におこなえる環境が整ってきて、 ちょっとしたサービスなら一人で作って公開もできてしまう。ただ、やはりあ る程度の人数でないと作れないものもある。どちらも違った楽しさがあるけれ ど、「一度は一人でやってみる」という経験は、チーム開発でも役に立つし、 「一人でも作れるかもしれない」という思い込み、予感は、ソフトウェアの多 様性、可能性をひろげていくのではないだろうか。
今新しいサービス『Webリーダー』を作っている所ですが、同じ想いで作っています。 一人で全部の流れをやったという経験はなにものにも代えがものです。 今回も一人で全ての流れを経験できると思うし、Gaucheによる開発効率の倍速化というレバレッジが効いているので、分業の必要がなく逆に一人のメリットが生かせるはずです。 どちらかというと、30%の完成度でサービス開始してユーザーにブラッシュアップの議論に参加してもらう方向で分業できないかなと考えています。 僕も一人プロジェクトを通じて『鳥の目』を手に入れることが出来るのか。もし手に入ればその後の人生が確実に豊かなものになると想像します。